パピヨンのブリ―ダーになれなかった私 (1)

 

私がパピヨンのブリーダーになれなかったのは・・・

 

 

色々、理由はあるのですが(^^;

一番の理由はお産です。

 

人間は、安産を祈願して(戌の日)に腹帯を巻きます。「現在では、腹巻のような物になってるかも」

どうして、(戌の日)なのか、それは犬のお産が安産だからだそうです。

 

img237

私が、初めてお産させたのは、ハスキーでした、普段から元気で活発な綺麗な女の子でした(^.^)

この子のお産は、本当に教科書どうりで「これがお産なんだ」としっかり正常分娩学びました!って感じでした。

 
一時間おきにキッチリ陣痛がきて、膜に包まれた赤ちゃんが出てきます。

するとその膜を噛みちぎり、へその緒を噛みちぎり、胎盤を食べようとします。

 

胎盤は、食べなくていいので私が取り上げて、赤ちゃんも沐浴させて温めてある入れ物に移し次の赤ちゃんに備えます。

その繰り返しで、5時間位で5匹産まれました(^.^)

 

「無事に産まれて良かったね、ご苦労様」といいながら、バニラのアイスクリームをあげたのを覚えています。

その時はまだお産の怖さをしりませんでした。

 

img236

その後からの、お産は、微弱陣痛でなかなか出てこなかったり、途中から帝王切開になったり、死産だったりと色々ありました。

その後ハスキーも歳をとって来たことや、友達から預かったシニア犬がふえた事もありお産はしばらくお休みをしていました。

img235

シニアのハスキーも、老衰がほとんどでしたが歳も近かったので、順番に静かに亡くなりました。

シニアになってから預かったとはいえ、個性の強い子ばかりで凄く辛かったです(-_-;)

泣いてばかりもいられないので(他の子たちが待ってるから)亡くなった悲しみを他の子達に癒して貰ってたようにおもいます。

 

 

その後、パピヨンに出会って一番最初にお産をさせたのがローズでした。

ローズのお産は、エコーしてもらってたので1匹とわかってました。

微弱陣痛で時間がかかりましたが、無事に産まれました。

 
次が、ララちゃんでした。

やはり微弱陣痛で時間かかり2匹目は仮死状態でした。

蘇生出来たので無事でしたが、命がけで産まないといけないんだなと思い今はお産させてません。

 

犬のヒートは年2回、その2回とも交配させお産させる人もいますが、私はできませんでした(オスもメスも凄く体力を使うので)。

それに、子犬を引き渡す時やはりつらいので(-_-;)

 

さらに、譲ってほしいと言われる方は、「小さい子がいい!あまり月日のたってない子」と言われます。

こちらが、飼われる環境とか色々質問すると嫌われますし(・・;)・・・なかなか、子離れ出来ないので・・・

私には無理だなと思い、自然に子供を産ます事を辞めました。

 

でも、一つだけ自宅でお産させると、出産した犬との信頼関係は口では説明出来ないほど強くなります。

お家でお産させた事のある人は、わかって貰えると思います(^.^)

 

人間のお産、産科病棟が幸せに満ち溢れてるように、犬も産まれてから、子犬達が一生懸命お乳を飲んでる姿はとても微笑ましいし、幸せな気持ちになります。

 

今日のベストショットは、カニンヘンのモモちゃんです。

momo

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です