パピヨンのブリ―ダーになれなかった私 (1)

 

私がパピヨンのブリーダーになれなかったのは・・・

 

 

色々、理由はあるのですが(^^;

一番の理由はお産です。

 

人間は、安産を祈願して(戌の日)に腹帯を巻きます。「現在では、腹巻のような物になってるかも」

どうして、(戌の日)なのか、それは犬のお産が安産だからだそうです。

 

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私が、初めてお産させたのは、ハスキーでした、普段から元気で活発な綺麗な女の子でした(^.^)

この子のお産は、本当に教科書どうりで「これがお産なんだ」としっかり正常分娩学びました!って感じでした。

 
一時間おきにキッチリ陣痛がきて、膜に包まれた赤ちゃんが出てきます。

するとその膜を噛みちぎり、へその緒を噛みちぎり、胎盤を食べようとします。

 

胎盤は、食べなくていいので私が取り上げて、赤ちゃんも沐浴させて温めてある入れ物に移し次の赤ちゃんに備えます。

その繰り返しで、5時間位で5匹産まれました(^.^)

 

「無事に産まれて良かったね、ご苦労様」といいながら、バニラのアイスクリームをあげたのを覚えています。

その時はまだお産の怖さをしりませんでした。

 

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その後からの、お産は、微弱陣痛でなかなか出てこなかったり、途中から帝王切開になったり、死産だったりと色々ありました。

その後ハスキーも歳をとって来たことや、友達から預かったシニア犬がふえた事もありお産はしばらくお休みをしていました。

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シニアのハスキーも、老衰がほとんどでしたが歳も近かったので、順番に静かに亡くなりました。

シニアになってから預かったとはいえ、個性の強い子ばかりで凄く辛かったです(-_-;)

泣いてばかりもいられないので(他の子たちが待ってるから)亡くなった悲しみを他の子達に癒して貰ってたようにおもいます。

 

 

その後、パピヨンに出会って一番最初にお産をさせたのがローズでした。

ローズのお産は、エコーしてもらってたので1匹とわかってました。

微弱陣痛で時間がかかりましたが、無事に産まれました。

 
次が、ララちゃんでした。

やはり微弱陣痛で時間かかり2匹目は仮死状態でした。

蘇生出来たので無事でしたが、命がけで産まないといけないんだなと思い今はお産させてません。

 

犬のヒートは年2回、その2回とも交配させお産させる人もいますが、私はできませんでした(オスもメスも凄く体力を使うので)。

それに、子犬を引き渡す時やはりつらいので(-_-;)

 

さらに、譲ってほしいと言われる方は、「小さい子がいい!あまり月日のたってない子」と言われます。

こちらが、飼われる環境とか色々質問すると嫌われますし(・・;)・・・なかなか、子離れ出来ないので・・・

私には無理だなと思い、自然に子供を産ます事を辞めました。

 

でも、一つだけ自宅でお産させると、出産した犬との信頼関係は口では説明出来ないほど強くなります。

お家でお産させた事のある人は、わかって貰えると思います(^.^)

 

人間のお産、産科病棟が幸せに満ち溢れてるように、犬も産まれてから、子犬達が一生懸命お乳を飲んでる姿はとても微笑ましいし、幸せな気持ちになります。

 

今日のベストショットは、カニンヘンのモモちゃんです。

momo

 

 

ララちゃんの過去に何が?・・・

 

家の中なら、私の事をストーカーのように追いかけて、追いかけてあのまんまるな目で見つめるんです。

ララちゃんが家に来て1ヶ月程たった頃、元のララちゃんのオ―ナ(ハンドラーさん)が家に来たのですが、ララちゃんはずっと怒って吠えてました。

私がなだめても、ダメで・・・

だから、彼女が帰るまでララちゃんを抱っこしてました(・・;)

なんだか彼女に気の毒でした。

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家族にも、なかなかなつきません。

私は毎日のように、「ララちゃんは、家の子になったのよ、だから安心してね。」

と話しかけたのですが、首を少し傾けて私の顔をジット見てました。

 

ララちゃんが1歳を過ぎたころ、やっとニコちゃんの子を妊娠しました(^◇^)

犬は交配してから63日目で出産します。

 

初期にはつわりみたいなものがあり、物静かになり、食欲もあまりありません。

そのため、食べられるものを回数ふやしてあげてました。

後半になると食欲も出てきて、本当に良く食べるようになりました!

 

いよいよ、出産です。

5月4日大型連休の真っただ中,陣痛が始まりました。

陣痛が弱いのが気になりましたが、しばらくするとプーが産まれました。

プーちゃんは、生まれてすぐに元気にないてました。

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しばらくして、再び陣痛が始まりましたがやっぱり微弱です。

なかなか産まれないので、ララも苦しそう。

やっと頭が見え頭は出ましたが、肩がでません。

獣医さんと何かあったら連絡できるようにしてもらえていたので、電話して指示をあおぎました。

 

獣医さんの指示は、

「そのまま引っ張って」

と言われた。

 

引っ張り出して何とか出てきましたが 息をしてません。

顔も真っ青!

慌てて知ってる限りの蘇生をしました(・・;)

ダンボの鼻を私が口で吸った時に、やっとないてくれました。(慌てました(>_<))

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ララちゃんは、せっせと子供のお世話をして良いお母さんでした。

プーとダンボは、産まれた時からずっと一緒なのです!

産まれてから、一週間程で目があきます。

あきたてのあの虚ろな目は、どこ見てるかわからないところが、なかなか可愛い(*^_^*)
生後40~50日離乳食が始まるか始まらないか位の時に、母犬から離してしまう人もいます。

でも私はできる限り一緒に居させてあげてました。

 

家族にもなかなかなつかないララちゃんでしたが、出産後少し変わったんですよ。

もちろん、私とは信頼関係がより深くなりました。

家族がララちゃんを触っても、怒らなくなりました(抱っこはまだですが(-_-;))